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現在の愛車、GPZ900R。これはA−7。乾燥重量236kgと、かなりの重量だ。この重さとホイールベースの長さのためと思うが、直進安定性は抜群だ。900ccという大排気量にもかかわらず、コンパクトなエンジンにまとまっているのは、従来ならばセンターにあるカムチェーンをエンジン左のサイドカムチェーンにしている事にあるようだ。しかし、左にあるため雨水などが入るのかよく1番のプラグがスパークしなくなってしまう。右にあれば良いと思うのだが、この後、このエンジンから次々とKawasakiのフラッグシップ・モデルが造られ、現在のZZR1100のエンジンも左のままだ。

もともとは海外仕様のモデルのため、外国人の体形に合わせて作られているのかハンドルまでの距離が長く、腕が伸び切ってしまうようなポジションになる。外国人(ヨーロッパ人)は日本人に比べると手足が長く、同じ身長でも確実に長い。その分下半身は楽なポジションになっているが、足つき性は日本人にはあまり良いとは言えない。ロング・ツーリング、特に高速道路で真価を発揮するバイクだ。やはりトップ・スピードでの延びはZXR750を凌ぐ。峠での切り返しは重いのだが、肩と腰をイン側へオーバー・アクション気味に入れながらのKawasakiスタイルが走りやすい。限界近くのコーナリングでは剛性不足のためにフレームがよれる。最新のバイクではそういう事はないが、古いライダーの中にはそのよれがある方が良いと言う人もいる。足回りも一般走行には何の不満も無い。進化したサスペンション、2ローター、対向ピストン8ポッドのフロント・ブレーキなど、装備は万全だ。しかし、やはり最新のバイクにはかなわない。

このバイクの最大の魅力は何といってもスタイリングだろう。誰しもが言う“アゴ”のラインが独特だ。Kawasaki初のフル・カウル・モデル。控えめに前面だけカバーするようなカウルから長いタンク、サイド・カウル、テールエンドへと流れるラインは開発当時のデザインの流れを継承している。エンジンもKawasakiサウンド独特の音で力強いパワーをそのまま表しているようだ。この写真は九州をツーリングした時の物だが、燃費は、ツーリングでは約21km/l。市街地乗りではだいたい11km/lから15km/l。

写真はノーマルだが、「デビル」のスリップ・オン・サイレンサーを装着するとノーマルよりもカッコよくなる。それは「KER KER」のサイレンサーでも同じ事が言える。ノーマルのサイレンサーのデザインはイマイチと言わざるをえないと思う。デビルのスリップ・オン・サイレンサーはKER KERのサイレンサーの音質にはかなわないだろう。しかし、デビルが好きなので約13万のサイレンサーを中古で2万5千円で購入。バタバタとしたフォルクスワーゲン・ビートルに似た音質で、なれるまでは少し耳についた。デビルの集合管ならばいつものかっこいい、太く、低い悪魔の咆哮が聞ける。

Z−1の後継モデルとして当時のKawasakiの技術を結集して開発された。スペックは高く、コンパクトで当時としては最高のバイクだった。アメリカではNinja(忍者)というネーミングで販売され人気を博した。これが欲しくて大型二輪免許を取得したのだ。憧れのバイクだったので、どんな新型のバイクが発売されても、もう買い替えはしないだろうと思う。お釈迦になれば別だが・・・でも、やはりZX−9R(初期型)は気になる。

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